調査日: 2014年 7月 4日

2703 地 獄 谷

コード番号 ルート名称 概算距離
(Km)
ルート概要
2703   ・地 獄 谷 1.1  ・地獄谷分岐(中央稜)〜滝群〜小便滝〜ダム〜二段滝〜滑滝〜風吹岩


コースの概要

地獄谷を遡行し、風吹岩に至るルートです。

「高座滝」の上で中央稜から分岐し、地獄谷(梅谷)に入渓、岩床やF1〜F24の滝をめぐり、風吹岩の直下に這い上がります。

上りルートでは、滝の直登は可能ですが、逆ルートでは、巻き道を選ばないと事故をおこす危険があります。

掴みどころを工夫しながら直登する楽しみに比較して、巻き道を下るのはあまり楽しくありません。原則は上りルートで楽しむのが良いでしょう。

尚、F1〜F24の滝は、勝手に命名しており、正式な名称ではありません。

注) 高座滝上のコース案内図に、「地獄谷は中級コース」と記されております。

初めての方で、経験者が同行しない場合は足元に注意し、滝を越すときは、三点確保(三点支持)の原則でルートを楽しんで下さい。


コースの入口・出口・途中の様子を知る


説明文中の4ケタコード番号をクリックすると、ルート紹介ページにリンクします。






此処は、0301(中央稜:阪急芦屋川〜風吹岩)ルートの

「高座の滝」と、その右にある「護摩堂」です。

滝左手の岩場の踏み跡を上がっていきます。



































岩場を登りきると、2分岐があります。

0301ルートは、写真右手の石階段を上っていきます。

当ルートの分岐点は、写真中央付近とし、左下に見える河原に向かって降りていきます。
























砂で滑りやすくなった斜面を降ります。ロープがあります。
























河原に降り立ちます。

写真左は「梅谷堰堤」、写真中央奥には、梯子があり、2509(西南稜)ルートの分岐点です。

当ルートは、写真右手に進みます。






土石流の感知ワイヤが河原を横ぎって設置されています。

ワイヤーを跨ぎ、写真中央奥へと進みます。


















崩落した岩が沢を埋め尽くしています。

「ゲートロック」と呼ばれる岩場のすぐ下になります。

落石が積み重なった処は避け、

写真右端の岩壁にへばりつくようにして進みます。
















0301(中央稜:阪急芦屋川〜風吹岩)ルートから撮った、「ゲートロック」の上部です。

崩落の跡が生々しく残っています。

















谷筋には、崩落した岩が積み重なり、

足元を取られないように、注意が必要です。

左右にも注意し、突然の崩落から身をよける準備も必要です。















左上はF1、滝の右手の窪みを使って越します。右上はF2とF3です。













左上のF2は、滝の左手の窪みを利用して越します。右上のF3は、滝の右手の岩壁を登ります。






谷筋の様子です。



















左上はF4、滝左手にある縦長の窪みから登ります。右上はF5、滝の右手は、不規則な階段状になっているので苦労しません。

分岐点からF4迄、約15分です。





左上はF6、滝の右手から登ります。右上はF7、滝の右手から登ります。





左上はF8、滝の左手の窪みを使います。右上はF9、滝の右手を難なく登れます。






F10です。

全体に濡れているので、スリップしないよう、靴で岩を抑え込む様に登ります。










































沢筋を塞ぐように巨石があり、周りもかなり大きな岩がゴロゴロしています。

写真左手の踏み跡を辿ります。






狭くなった谷筋に巨石があります。

岩の右からでも左からでも先に進めます。

















左上はF11、写真中央の岩は覆いかぶさるように谷筋を塞いでおり、正面からのルートはありませんが、

滝の直前まで進み、右手を向くと、滝を越す手懸りがあります。濡れているのでご注意ください。

右上はF12で、F11の直ぐ後ろにあります。

滝右手の段差を利用して上りますが、後半は、斜めになった一枚岩を四つん這いで進みます。

分岐点からF12迄、約30分です。






F13です。

滝の直ぐ左手には、足をかけやすい段差があり、苦労することはありません。

但し、流れの中に靴を入れたり、しぶきが掛かることは覚悟してください。
















此処は、F14(小便滝)です。

地獄谷で唯一標識があります。

写真上部に、「小便滝」の標識が見えます。

分岐点からF14まで、約35分です。




















滝の左手には砂防ダムが見えますが、そちらに進むことはできません。

「小便滝」標識の後ろ側には、大きな岩塊があり、

写真中央付近に見える窪みを利用して登ります。


































岩塊を登りきると、2分岐があります。

写真右手は、2701(中央岩尾根)ルートの分岐点で、谷筋を経て、A懸に至ります。

当ルートは、写真左手に進み、崩れ落ちそうな大岩の前を通り抜けます。
























前の写真で左手に進むと、直ぐ先に2分岐があります。

右手の踏み跡は、A懸の頂上に至る踏み跡です。

当ルートは、写真左に見える堰堤に向かいます。






「梅谷第二砂防ダム」です。

写真右手から、堰堤内に降りていく踏み跡に進みます。




































堰堤内の砂の河原です。

右手が上流方向で、写っていませんが、左手に堰堤があります。

右手の石から河原を横切るように見ると、谷筋がみえます。

写真左手の谷筋は、2769(地獄谷〜西南稜)ルートの分岐点です。






F15です。

滝の左手は濡れており、非常に滑りやすくなっています。

水が流れる岩の段差に足をかけて登ります。

滑落しないように緊張します。

岩を抑え込む力が必要です。












谷筋を辿ります。

所々に巨石が鎮座しています。

分岐点からこの辺りまで、約45分です。
















F16、滑滝です。

























左上はF17、2段滝と勝手に命名しました。右上は、2段目の滝と、その右手の岩壁です。

地獄谷で一番緊張する滝です。高さがありますので、自信のない方、高所恐怖症の方は、高巻き道を利用してください。

1段目は、左上の写真の中央右手の曲がった木の根っこに掴まりながら越します。

2段目は、滝直前の右手にある岩壁の窪みを使って登ります。

分岐点からF17迄、約50分です。


2段滝の直登と高巻き道について

      上り: 2段滝の流れの直ぐ右の岩壁を、3点確保で慎重に直登すれば危険はないと思いますが、小柄な方は右岸側の高巻き道を通ってください。

    下り: 必ず、高巻き道を通ってください。左岸側の高巻き道は、垂直の岩壁をロープの助けを借りながら降りますので、危険な巻き道です。

                滝口の数m上流に、右岸側の高巻き道があります。踏み跡はありますが、高度差があり、スリップしないように慎重に進みます。          
 





静かな谷筋に変わります。






































谷が分岐しています。右に進みます。

左手には、谷筋に枯れ枝が置かれており、進入を阻んでいるようです。





左上はF18、右手の岩に手をかけて体を引き上げます。腕力がないとこの岩を越すことはできません。

右上はF19、岩壁が濡れていますが、難なく登れます。





左上はF20、右上はF21、共に滑滝です。

滑らないように、靴で岩を抑えるように、ゆっくりと進みます。

分岐点からF20まで、約60分です。

























写真左はF22、写真右手は、B懸跡の谷筋が地獄谷と合流する地点です。

分岐点から約60分、写真右手の谷筋を遡るのが、2767(地獄谷〜B懸跡)ルートです。





左上はF22に近接して撮りました。滑りやすいので注意が必要です。

右上はF23、段差と窪みを利用しながら越します。

分岐点からF23迄、約65分です。






F23の先の右手上方に、大きな岩が迫るようにあります。




















F24、地獄谷最後の滝です。




















谷が狭くなり、羊歯が覆いかぶさるように密生している谷筋をぬけます。




















巨石が連なり谷筋を塞いでいます。

手前の岩の左手を通り、奥に見える岩に手を付きながら、手前の岩を乗り越えます。




































此処は、2761(地獄谷〜万物相))ルートへの分岐点です。

写真左が上流側、写真右手には巻き道の一部が見えています。






また、巨石です。

写真右手の岩場から乗り越えます。


















さらに、巨石です。


























分岐点から約75分、俣が分岐しています。

写真左手上に踏み跡が見えますが、2763(地獄谷・左俣)ルートで、

谷を遡行し、保久良山道に至ります。

当ルートは、写真右手の谷筋に入り、風吹岩の直下を目指します。

分岐の目印は、右俣谷筋を塞ぐように見える3つの岩です。

此処から約15分、登り詰めると風吹岩の鉄塔に至ります。










谷筋に入ると、直ぐに巨石があります。




















巨石が連なる谷筋です。

写真奥に見える岩の右手に見える岩場を登ります。


















谷筋を選びながら遡行します。

この谷筋の左右の山腹には、踏み跡らしき筋がありますが、直ぐに踏み跡は消えてしまいます。

逆に、この岩壁の谷筋は、水で濡れているので、ルートではないように感じてしまいます。

この辺りは、大変迷いやすい処です。

風吹岩から下ってくると、踏み跡は明確ですが、登りルートは2度も間違えました。

谷筋に入り、右手方向に進む感じで、谷筋を外さないように踏み跡を探してください。
















羊歯が群生し、踏み跡を覆っている中を進みます。

この辺りに来ると、迷うことはなくなります。
























明確な踏み跡を辿り、登りつづけます。


























前方に、鉄塔の下部が見えてきます。

あと一息で、風吹岩です。


















鉄塔の向こうに、風吹岩が見えます。

当ルートは、この鉄塔にて終点となります。

分岐点から此処まで、約90分です。
















鉄塔の下で、振り返って撮りました。

当ルートの出口は、写真中央奥の大きな岩のある処です。

そこから急な下りの踏み跡になっています。



















コースの登り下りと歩行距離を知る




このグラフは、「カシミール3D」で作成しました。
ルートを分割するチェックポイント(赤二重丸)は、ルートの歩行距離や登り下りの変化を配慮して設定しています。
実際の歩行距離は、少なくとも沿面距離の1.1〜1.2倍と見積るのが良いでしょう。



コースを地形図で知る


中央稜、中央岩尾根、地獄谷及び周辺ルートを表示しています。



ルート番号しか表記していないルートの名称は以下の通りです。

2761: 地獄谷〜万物相  2763: 地獄谷・左俣  2765: 地獄谷〜保久良山道  2767: 地獄谷〜B懸跡  

2769: 地獄谷〜西南稜  2771: 地獄谷・二段滝下〜会下山尾根  2773: 地獄谷・送電線直下〜会下山尾根

2775: 中央稜〜A懸                                                            


 この地形図は、「カシミール3D」で作成しました。

 上記の地形図をダウンロードするには、ここをクリックしてください。

  (但し、ダウンロードされた地形図を活用するには、事前に「カシミール3D」の動作環境を整えておく必要があります)


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